13.至福

 

2016315日ウェブキャストより。

 

 

 

 

質問者からの手紙:あなたが目覚めた人として言及していたラマナ・マハリシの教えを読みました。彼は、まったき喜びは絶対者だと言います。至福とは常にそこにあるものだとも言います。真我の至福は常にあなたと共にあり、真剣に求めれば、それを見つけることができる、と。一方、あなたは、至福について教えているのではないと言います。あなたとラマナ・マハリシの教えの食い違いを解決してくれますか?

 

 

 

レナード:「もしあなたが十分熱心に十分長い時間をかけて求めれば、あなたはついにそれを見つけることができます」が、質問者の引用した部分です。私が言っていることは「もしあなたが至福を求めれば、あなたはそれを見つけることができません。もしあなたが至福を求めれば、あなたはプレゼンスに在りません」。特に至福というのは非常に人の気を引きやすいものです。

 

 

 

至福を求めることが問題なのです。

 

プレゼンスを求めることが問題なのです。

 

悟りを求めることが問題なのです。

 

あなたは、すでにここにあるものを求めることができません。

 

 

 

もちろん、最も深いプレゼンスの目覚めは至福に満ちています。ですが、その至福は微妙に質の違いを帯びています。強烈な至福を感じるときもあれば、穏やかな優しい感覚、むしろ平安を感じるときもあります。要は、至福も平安も区別できるようなものではありません。私の体験では、深いレベルでは至福を経験していますが、私の場合プレゼンスに関連して鳴り響いているものは平安です。

 

 

 

もちろん至福も湧き上がるでしょう。そのときにはそれを楽しめばいい。愛が湧き上がるかもしれません。喜びが湧き上がるかもしれません。それは素晴らしいことです。

 

 

 

あなたがそういうものを求めるなら、プレゼンスに目覚めることです。それが本当のポイントです。

 

 

 

もしあなたがプレゼンスにいて至福を経験したのなら「おい、素晴らしいじゃないか。至福に満たされているよ」。しかし、そのような思考と至福を同一視しないでください。「これは素晴らしい。これこそ求めていたものだ。これを握っておかなくちゃ」と言って。その途端に(至福が入ってくるプレゼンスという戸口が)閉じてしまうからです。至福があれば、それを楽しみ、それが過ぎれば、過ぎ去るに任せます。至福というものは、その性質上体験の一つに過ぎません。喜びも至福も幸福も。それよりも深いレベルのものがあります。それは「一なるものが体験している」です。

 

 

 

誰が至福を体験するのですか? ―― I AM.

 

そしてあなたが本当にI AMに留まっているのなら、至福を超えたところに連れていかれるかもしれません。

 

 

 

(長い沈黙の後で)

 

 

 

ですから、マハリシと私に食い違いがあるとは言いません。求めることに迷い込まないで、ということです。私が人々にプレゼンスを勧めているのは、至福のためではありません。幸福、喜び、あるいは悟りとも関係ありません。そのためにプレゼンスを勧めているのではありません。私たちはプレゼンスを選びます。とてもとてもシンプルな理由のために。私は、記憶、ファンタジー、想像という、幻想の世界で迷うよりも、自分にとって唯一有用な本当の人生の中に存在していたいのです。幸福がある一方で惨めさがあり、喜びがある一方で恐ろしいことがある。そのような巨大な幻想世界に嵌まり込まずにストーリーを手放すためには、私はプレゼンスを選ぶ理由を認識しなければなりません。

 

 

 

プレゼンスを選ぶ本当の理由は単に「私はここにいないよりは、ここにいたい。以上です。ありがとうございました」ということなのです。

 

 

 

もしそれが普段通りの平凡なことであるなら、私はそれで構いません。

 

それが至福であるなら、私はそれで構いません。

 

喜びが湧き上がるのなら、そうさせるし、通り過ぎるなら、そうさせる。

 

なぜなら留めておこうとしないからです。

 

 

 

留めておこうとした瞬間に、過去にとらわれる。

 

欲したり求めたりする瞬間に、未来にとらわれる。

 

 

 

でも、私がただここにいるとき、私は誰か。これは私の答えられない質問です。

 

「私は自分が何者なのかわかりません 」としか答えようがない。私はただ在るのです。ストーリーが終わります。

 

 

 

それが目覚めです。目覚めとはストーリーが終わることです。私は今、ここにいます。過去や未来から出てきました。私のストーリー、夢から出てきました。

 

 

 

私は今、ここにいます。ハレルヤ。そういうことです。

 

 

 

 

(了)

 

リニューアルします

コブラ情報は4年前に日本での発信者がいなくなったため、応急処置としてNow Creationで翻訳していました。現在は事情が変わりましたので、コブラ情報は終了し、当初予定していたコンテンツでリニューアルしたいと思います。

これまでお付き合いいただいてありがとうございました。